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八坂神社祇園祭礼
ECOスタッフ
先週の7月23日、茨城県石岡市柿岡地区のお祭りの「八坂神社祇園祭」に参加しました。
毎年7月の第4土曜・日曜に開催されていたものですが、例のごとくコロナによって数年に渡り開催が中止になっていました。
そんな中、数年ぶりの開催ということで関係者の方々も感じる所があっただろうと思います。
この柿岡地区は私のルーツにも関連している地で、ちょうどこの祭りの中心である八坂神社の近くに
私の祖父母の家があり、子どもの頃から慣れ親しんだ祭りです。
地区の規模に対しては、たいそう大規模なお祭りで、「獅子頭」や「荒宿のささら」、
「神輿」に「からくり人形」、そして大きな「山車」がメインストリートである商店街の通りを巡行し、賑わい溢れます。
通りは露天で埋まり、道一杯に人があふれ、身動きが取れない……
記憶の中では、そんな祭りだったのですが、コロナ明けや近隣地区の祭りが重なったこともあり、
露天が圧倒的に少なく、少しさびしい気持ちになりました。
以前の賑わいを戻すのはなかなか難しそうです。
さて特筆すべきは、6つの地区ごとに出す「山車」。これがまた圧巻です。
山車の上では、ひょっとこや狐面を被った踊りが披露され、巡行しながら、夜になると八坂神社前で勢ぞろいし、競演を行います。
小さい頃は地元の子に交じってこの山車を引いて、ご褒美にアイスやジュースなどを貰ったものです。
また、山車の上の狐面があまりにも怖いこと。子どもの頃は見かけるたびに泣いて家に逃げ込んでいたそうです。
しかし、まさか、この年になって何十年ぶりに山車を引くことになろうとは……。
姪っ子たちが参加するということで写真撮影班だったはずが……。
いつのまにか一緒になって山車を引いて、地域の子たちと大人の誘導とともに柿岡地区を練り歩きました。
暑さと人混みで大人はヘロヘロになっている一方、3歳児は「楽しかった!」とずっと目を輝かせていました。
こうして色々な子どもたちの記憶に残りながら、伝統は繋がれていくんでしょうか。
なんだかひどく懐かしい気持ちが心をつつき、今夏はまた色々と祭りに参加したいなと思いました。