創業時を振り返って

　昭和46年、早稲田大学大学院建築系都市計画第一期吉阪隆正研究室出身のメンバーを中心に関研二、泉耿介、安藤洋一、小路紀光、塩野功の5名で会社を設立。関研二が代表取締役社長に就任。早稲田大学の諸先生方や都市再開発コーディネーター藤田邦昭氏等の支援を受け、創業をしました。

　その後、吉阪隆正研究室出身の伊藤駿介、原田鎮郎、伊藤洋、笠木弘二が参画し、多面的に業務分野を拡大してきました。

　ハリマワールドタウン（兵庫県佐用町など）や浜北駅前再開発事業（静岡県浜松市）など大規模な計画、地方自治体の都市計画業務を中心に実績を積んでいます。

設立趣旨

　都市への人口集中による生活形態の変化は、国土全体を都市化しつつ、一方では住宅問題、交通問題、公害問題、自然破壊等に表わされるように、都市の生活環境は益々悪化しています。
これからの日本の社会が「アニマルから人間へー豊かな人間生活の実現」を目指すとすれば、単に技術的、経済的要因からの開発だけでなく、開発が、自然や人間に与える影響を事前に評価し、自然・人間・技術の調和のとれた都市環境を形成してゆかなければならないでしょう。
このためには、多方面の研究分野を通じ、「環境科学」としての総合的視点から、都市環境が計画、実現されなければならないと考えます。
ここに、都市・地域計画から身近な生活環境に関わる諸計画・建築計画の受託業務を行い、調査、立案、設計を通じて「豊かな都市環境づくり」に寄与することを目的として、当研究所を設立するものであります。

設立発起人

• 安東勝男早稲田大学教授・建築計画
• 木村 伝早稲田大学講師・木村伝建築設計事務所所長
• 小松雅雄早稲田大学教授・経済学
• 高木純一早稲田大学教授・電気工学
• 仁木 哲文明評論
• 秀島 乾早稲田大学・東海大学・国士舘大学講師・都市計画
• 松井達夫 早稲田大学教授・前日本都市計画学会会長・都市計画
• 結城清吾早稲田大学助教授・経済地理学
• 吉阪隆正早稲田大学教授・理工学部長・建築・都市計画
• 関 研二都市環境計画研究所所長